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予防接種について

わんちゃんのワクチン

大の寿命は約15年。家族の一員として元気に長生きさせるためには、飼い主の愛情ある育て方、病気の予防、食事管理、正しいしつけ、放し飼いの禁止が重要です。

犬の予防接種

大切なわんちゃんがずっと元気でいれるように、怖い伝染病を防ぐことができるワクチンを動物病院で接種してあげることは、飼い主様の責任でもあります。
きちんと予防接種を受けることでこうした感染は防げますので、月齢や飼育環境などに応じて予防接種を行ってください。接種スケジュールなども詳しくお教えいたしますので、お気軽にご相談ください。

わんちゃんに必要な予防接種
(1)
伝染病予防ワクチン
=混合ワクチン(5種・レプトスピラ)
ウイルスによる伝染病の予防注射です。わんちゃんには、これを接種することをおすすめします。
混合ワクチンで急性の伝染病を予防できます。
混合ワクチンを打たないでこれらの伝染病に感染すると、特効薬がないので短期間で死亡してしまうことがあります。したがって混合ワクチンはとても大切です。

生後6~8週齢に1回目のワクチン接種を行います。子いぬがお家に来たら、新しい環境に慣れるまで1週間ほど様子をみてからご来院ください。

誕生
→生後2カ月 1回目ワクチン
→生後3カ月 2回目ワクチン

この後は、混合ワクチンの効果を持続させるために定期的に追加の混合ワクチン接種が必要です。

(2)
狂犬病ワクチン
狂犬病予防接種は、法令で定められている予防接種です。
ワクチンは1年に1回の接種が義務づけられています。
ワクチン接種が終わったら市区町村への登録を行います。
健康なわんちゃんは必ず接種しましょう。
※4月より新年度狂犬病予防接種が受けられるようになります。市町村からはがきが届いている場合、ご記入のうえご持参ください

狂犬病は、日本国内では1957年に根絶されています。ただし、いつどのような形で海外から病気が入ってくるかはわかりません。一度発症すると100%死に至る病気でもあり、そのようなことからワクチン接種による予防が必要です。生後3カ月以上のわんちゃんには、法律によって接種が義務づけられています。

*ワクチン接種の順番*
混合ワクチン3回目→1カ月後

(3)
フィラリア症
犬フィラリア症は、心臓内、および肺動脈に長さ15~25cmくらいの細長い虫が寄生する病気です。
蚊を媒介して、犬から犬へうつりますので、夏を越すたびに感染率が上がります。
5月になったら予防薬を与えはじめ、蚊が出なくなってさらに1カ月後の12月まで、1カ月に1回予防薬を飲ませることによって100%予防できます(予防を始める前には血液検査が必要です)。
※フィラリアに感染し症状が出てきたら完治することはほとんど不可能です。そうならないために予防が絶対必要です。

ねこちゃんのワクチン

猫の予防接種

ねこちゃんの寿命は14~18歳。家族の一員として元気に長生きさせるためには、飼い主の愛情ある育て方、病気の予防、食事管理と100%室内飼いが重要です。
病気予防のため、ワクチンには猫ウイルス性鼻気管炎、猫カリシウイルス感染症、猫汎白血球減少症などを一度に予防できる混合3種ワクチンが基本です。生後2カ月で1回目のワクチン接種を行います。生後3カ月で2回目のワクチン接種をします。その1年後に追加のワクチン接種をします。その後は飼育環境などに応じて定期的なワクチンが必要です。

(1)
混合ワクチン(3種、6種)
ねこちゃんには1~3年毎に1回のワクチンを接種する必要があります。
ワクチンには猫ウイルス性鼻気管炎、猫カリシウイルス感染症、猫汎白血球減少症などを一度に予防できる混合3種ワクチンが基本です。生後2カ月に1回目のワクチン接種を行います。
(2)
猫白血病ウイルス感染と
猫免疫不全ウイルス感染症の
予防接種
猫白血病(FeLV)と猫免疫不全ウイルス感染症(FIV)はねこちゃんにとって怖い病気です。感染頻度が高く、かかると症状が出るまで1年から数年かかりますが、重い症状が特徴です。
今のところ、これらには有効な治療法がありません。ですから、病気にかかる前に予防が必要です。
最良の予防法は100%室内飼いにすることです。
FeLVワクチンは、生後9週目頃から接種できます。すでに感染しているねこちゃんにワクチンを接種しても効果はありませんので、ワクチン接種前にウイルス検査が必要です。